CROSS TALK

みなさんの少し前を歩く
先輩保育者4人がホンネでトーク。
陽光会を選んだ理由や、この仕事のやりがいなど
4年の経験を積んだ今だからわかること、
聞いてみました。

Member

  • 2019年入社

    新村 綺音さん

    たけのこども園幼児クラス担当

  • 2019年入社

    梶原 みず紀さん

    東垂水保育園3歳児クラス担当

  • 2019年入社

    山本 茉莉萌さん

    しおやこども園
    3歳児クラス担当

  • 2019年入社

    中谷 ちひろさん

    ちとせこども園
    3歳児クラス担当

私たちが陽光会に惹かれた理由

中谷さん

大学時代に保育実習でお世話になったのが今の園でした。あまり子どもたちに「ああしなさい、こうしなさい」と言わない、のびのびした雰囲気がいいなと学生ながらに感じて、実習が終わっても時々アルバイトに来るようになったんです。就職前から法人や園の考え方を理解して共感できていたので、入社に不安は感じなかったですね。

梶原さん

在学中はまだ自分の理想とする保育が漠然としていたんですが、就職フェアで今の園の園長先生とお会いして、陽光会の「子ども中心の保育」についてお話を聞くうちに、これが自分のやりたかったことじゃないかと感じたんです。実際に園見学にお邪魔してみても、大人が決めた日課で動くのではなく、子どもたちが自分で考えて動いていて、「本当の人間力ってこうやって育つんだな」と思いました。あとは生活面でいうと私は香川県出身なんですが、神戸市の家賃補助があるおかげでマンションを借りてひとり暮らしができていて、それも助かっています。

山本さん

私は大学でこちらを薦められて興味を持ちました。それで実際に就職フェアに参加していろいろな園を見比べてみたり、園見学をさせていただく中で、一番働きやすそうだと感じたのが今の園だったんです。ちなみに私も淡路島出身で実家が遠いので、今はひとり暮らしです。家賃補助は神戸市の待機児童解消のための施策ですが、ありがたいですよね。

新村さん

私は、育児担当制を取り入れているところや、のびのびとした園風が自分に合っていると思いました。働き始めた頃は、困ったことがあると何でもすぐに先輩に「どうしたらいいですか?」って頼ろうとしがちでしたが、そんな私に、先輩方は「とりあえず思うようにやってごらん、むずかしかったら助けるから」って言ってくださって……。おかげで、悩んでも自分で乗り越える力がついた気がします。

日に日に花開いていく子どもたちの力に感動しながら

山本さん

私は2年目から同じ子どもたちを持ち上がりで担当しているんですが、3歳にもなると生活の流れがこれまでと全然違うんですよね。初めての幼児クラスで、年度初めは私まで子どもたちと一緒に慌てているような感じでした(笑)。でも先輩方が見守っていろいろ助けてくださいましたし、最近は子どもたちがリードしてくれることもあります。今日はサークルタイム(※子どもたちが自発的にやりたいことを考え話し合う取り組み)があったのですが、ひとりの女の子が、「今日できるようになったことをひとりずつ順番に言っていこう!」って発案してくれて……。みんなの話を横で聞いていて、本当に成長したなあってヒシヒシと感じました。

中谷さん

乳児には乳児の、幼児には幼児のむずかしさや面白さがありますよね。私もこれまでずっと0〜1歳児を担当してきて、今年が初めての3歳児クラス。最初は慣れなくて必要以上に赤ちゃん扱いしてしまうこともありましたが、先輩方からアドバイスをもらいながら、徐々に子ども主体で動けるクラス運営に移行してきました。異年齢の関わりが増えてくることも、子どもたちにとっては大きいですよね。3歳児にとっては、4歳や5歳のお兄ちゃんお姉ちゃんに憧れて、ああなりたいって思う気持ちが成長につながるんだと思います。

新村さん

私も4年目にして幼児を担当するのは今年が初めてです。最初は戸惑いだらけでしたが、「大人が仕切らなきゃ」という思い込みを捨てることが大事ですよね。最近のサークルタイムでは、私が声をかけなくても、「今は◯◯ちゃんが話す番やで」とか「立って喋るのが緊張する子は座ったまま話したら?」とか、子どもたち同士で課題を解決しようとする姿が見られます。「◯◯くんは最近何々ができるようになった!」とか、子ども同士で成長を認め合って喜び合う時間にもなっていて、子どもの可能性ってすごいなと思わされますね。

梶原さん

ほんと、子どもから教わることが多くて、「保育は深い」って思います。新人の頃は目の前のことに対処するのに精一杯でしたが、最近はもう少しゆったり構えて、子どもの行動の背景にある「思い」に想像力を馳せられるようになりました。子どもとの関わりって「こういう時はこう対処すればいい」という正解があるわけじゃなく、何がベストかは日によっても子どもによっても違います。反対に子どもたちの方から私の思いに歩み寄ってくれて、思いが通じ合うこともあり、そういう意味では「保育者と園児」っていう関係から、「人と人」の関わりになってきた気がするんです。

迷ってもいい、飾らない自分で子どもたちと向き合って

新村さん

新人の頃から4年経ちましたが、私だって今でも悩むことはしょっちゅうです。「子どもが好き」というだけで務まる仕事ではなく、日々考えなければいけないことはたくさん。でも、これから保育者になろうとしている人たちに伝えたいのは、「完璧にやらなきゃ」とか「うまくやろう」なんて思わなくていい、ということです。子どもたちと一緒に、毎日新しい発見を楽しみながら成長していけばいいと思うんです。

山本さん

そうそう!変に「うまくやろう」とか「失敗しないように」なんて身構えるほど空回りするし、それって全部子どもたちに見抜かれちゃいますから。どっちにしても仕事に悩みは尽きないもの。でもここならその悩みをひとりで抱え込まなくて大丈夫!先輩方が力になってくださるし、子どもたちだって助けてくれます。

中谷さん

新人のみなさんは社会人になる気負いもある上に、ましてや保育者として「子どもの命を預かって朝から夕方まで過ごす」なんて考えると、肩に力が入ってしまうかもしれません。でも誰だってうまくいかないことはあるのは当然。一生懸命やっていれば、周囲の先輩方も保護者の方々も子どもたちも、ちゃんと見ていて認めてくれると思うんです。

梶原さん

1年目でも5年目でも、わからないことがあって当たり前で、それは恥ずかしいことでもなんでもない。むしろ、正解のない保育の世界では「わかったつもりになること」の方が危険かもしれません。どうか真っ白な気持ちで飛び込んできてもらえたら、と思います。