山本 悠海さん

東垂水保育園0歳児クラス担当
2022年入社

01

園を選んだ理由は? 毎日の暮らしを楽しむ、
陽光会らしいセンスに惹かれて

陽光会に初めて園見学に来た時の印象は「なんだか他の園とは違う雰囲気を感じる」ということでした。館内には、よくあるお決まりの画用紙の壁面装飾ではなく、流木やドライフラワー、季節に合った可愛いオブジェや絵本がセンスよく並べられていて、玄関に入った瞬間に感じられるあたたかい空気が、素敵だなと思ったんです。大人も子どもも日々の暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきた、という感じでしょうか。たとえば園庭ではガーデナーさんがお花を育てていますが、そのお花は、職員や子どもたちが摘んでもいいんです。子どもたちに「触っちゃだめ」と言うのではなく、お花を摘んで飾ることも遊びにしてしまう、そういうところが魅力ですね。
働き始めて1年経ちましたが、「社会人1年目、こんなに楽しくていいのかな?」というのが正直なところ。周囲の先輩方は些細なことでも丁寧に教えてくださるやさしい方ばかりです。

02

陽光会で働く魅力とは?
子どもたちも私も
「昨日と違う今日」を積み重ねて

とはいえ、働き始めたばかりの4月は、初めて直面することばかりで大変でした。保育の短大には通ったものの、私たちの学年は入学と同時にコロナ禍が始まって、ほとんどオンライン授業でしたから、リアルでの経験が圧倒的に不足していたんです。おむつ交換もミルクを飲ませるのも寝かしつけも不慣れなことだらけで、すべて一から手こずりながらでした。それでも先輩方は「ゆっくりでいいよ」と言ってくださって……。離乳食を与える時は、大人がスプーンで口に入れるのではなく、赤ちゃんが自分で口を使って食べ物を取り込む動作を促すようにしてあげると、それがのちのちの発達にも影響してくる、ということを教わって「へえー!」と思ったことなど、今でもよく覚えています。
毎日子どもたちを見ていると、昨日まではできなかったことが今日できる、ということの連続です。毎月書いている「ポートフォリオ」という保育記録には、まさにそんな発見が詰まっていて、自分自身も子どもの成長を学べる面白さがあります。また、保護者の方から届く「ありがとうございます」というコメントも励みになりますね。

03

仕事で大事にしてることは?
子どもの内から湧き上がる気持ちを、
大切にしたい

0歳児とのお付き合いもほぼ1年経ち、最近は「イヤイヤ期」のむずかしさにも直面しています。どうしたら無理強いでなくその子自身の気持ちを切り替えることができるのか、毎日悩みながらやっています。でもある日、そんな私の様子を見た先輩が「イヤイヤをぶつけるのも、山本先生を信頼して甘えてる証拠よ」と言ってくださって、少しポジティブに考えられるようになりました。
0歳児は、まだ言葉で気持ちを表現することはできませんが、それでも自分の思いをなんとかして伝えようとしているんだな、と感じます。働き始めたばかりの頃の私は、ただ子どもと一日遊んだりお世話したりするだけで精一杯でしたが、今は目の前の子どもが何を私に伝えたいんだろう、ということを常に考えるようになりました。ただ怒っている、泣いている、という表面だけを見るのではなく、その裏にある感情を察して受け止めてあげられるようになりたいですね。そのためにも、保育者がなんでも先回りしてやってしまうのではなく、「〜する?」「〜したい?」と問いかけながら、子どもの気持ちを引き出すことを大切にしています。
「なんとなく」で選んだ保育者の道でしたが、今はこの仕事を選んでよかったと思っています。これからもこの恵まれた環境で、子ども一人ひとりの個性を受け止めながら成長していきたいです。

Shedule

  • 10 : 00

    出勤

    他の職員と引き継ぎをして、保育室に入ります。

  • 11 : 00

    給食

    担当の子どもの給食の介助。

  • 12 : 00

    午睡

    子どもの連絡ノートの記入。また、子どもの一日の様子を日誌にPCで入力します。

  • 15 : 00

    起床・おやつ

    順次子どもたちが起床し、排泄に行きおやつを食べます。

  • 16 : 00

    室内で遊ぶ

    室内で子どもと一緒に遊びます。

  • 17 : 00

    保護者対応

    降園する子どもの1日の様子や伝達事項を伝える。

  • 18 : 45

    退勤

04

最後に一言

保育者はやりがいのある仕事だと思います。子どもたちの成長を日々近くで感じることが出来ます。
今まで出来なかったことが出来ると子どもと一緒に喜び合ったり達成感を一緒に味わったりした時の子どもの表情はとても可愛いくて癒されます。大変なこと以上に毎日が楽しいです。